映画

『羅生門』(1950年、日本)

この映画は、公開当時は庶民(定義はあいまいですが)の支持は得にくかったのではないだろうか?とても高度な内容だと思う。役者さんの迫力ある演技をみるだけでも、満足、かもしれないけど、普通に娯楽作を観るつもりで臨んだらワケがわからないのでは。 人…

『コンスタンティン』(2005年、アメリカ)

あまり観るつもりがなかったんだけど、わりと好意的な評が多いし、GWだし(意味不明)、キアヌだし、ということで鑑賞。…うー、私の趣味ではなかったけど、よくできた映画なのではないでしょうか。「2に続きまっせ」的な終わり方も、楽しんだ方には楽しみな…

『マシニスト』(2004年、スペイン=アメリカ)

はじまって1時間ぐらいまでは、なんじゃこりゃー、不条理ホラー?おうちに帰りたい…と観にきたことを何度も後悔したが、もったいないので最後までガマンしてみたら、すっきりさわやかに観終わることができた。さわやか、というのは違うかもしれないけど、最…

『野良犬』(1949年、日本)

うー、面白い。これ、他に刺激的な娯楽が少なかった当時、相当衝撃だったんじゃないかと思った。出だしがすごくかっこいい。三船敏郎もかっこいい。でも、あれですね、この映画も「俺、ミフネ」という感じです。いいんですけど。その一方で、志村喬は本当に…

『犬猫』(2004年、日本)

なんか想像したとおりな感じ。私の前に座っていた男性(30前ぐらい、ちょっとインテリっぽい、それほどオシャレでもない感じの…)が、一時間ぐらいしたら、「耐え切れん!」という態で、出ていき戻ってきませんでした…。彼の気持ちはよくわかるし、あそこま…

『静かなる決闘』(1949年、日本)

三船敏郎はかっこいいね。職場の同じフロアに似た人がいるのです。その人は惜しいことに背が低いけど、でもかっこいい。心の中で「ミフネ」と呼んでいます。 映画の主役はもちろん三船敏郎なのですが、影(でもないか…)の主役は看護婦見習の人。千石則子と…

『ホワイト・ライズ』( 年、アメリカ)

映画館のホームページのBBSで褒めている人が多かったので、鬼門の恋愛ものにかかわらず鑑賞。やはり鬼門。登場人物の誰にも感情移入できない。やっぱり私はキャラクター重視なのか、と自問してしまうスキがあるほど、物語に入り込めなかった。いらいらするし…

『英語完全征服』( 年、韓国)

女の子のキャラクターに全く共感ができず…。かわいいけど、常軌を逸していて、不快な印象が上回る。そんな女やめとけよ!という感じですが、こういうのが流行ってるんですかね。アニメやゲームを使ったところは面白いと思いました。

『阿修羅城の瞳』(2005年、日本)

ジャンルが私に合わない、ということもあったのかも知れないけど、面白い映画はどんなジャンルの映画でも面白いものだと思うのです…。この映画ってどういう人が面白いと思うのか、逆に興味がある。

『Shall we dance?』(2005年、アメリカ)

どうせハリウッドが好きに変えてアメリカ人好みの映画にしてるんでしょ!と思ったら、意外や日本版(『Shall we ダンス?』)にほぼ忠実にリメイクされていた。しかしながら、デブキャラでさえきちんと登場しているのに、引越しのサカイの人の役はすっかり別…

『真夜中の弥次さん喜多さん』(2005年、日本)

長瀬智也がかっこよい。喜多さんは何が不満なんだ!うらやましい。 大学生らしき女の子3人組が楽しそうに観ていたのが良かった。瞬発力に優れているというんですか、誰かが登場しただけで笑うとか、若さです…。 麻生久美子はあまり好きではない、ということ…

『トニー滝谷』(2004年、日本)

退屈な映画のような気がして、見る前はあまり期待していなかった。見終わって、退屈な映画だったけど、だけど好きな映画だった。褒め言葉がうまく見つからないのだが、雰囲気が好きです。難点をあげれば、イッセー尾形(主役じゃん…)。大学生部分はまさか笑…

『コーラス』(2004年、フランス)

いい映画でしたが、何か普通というか、何というか、こんな映画、他にもなかったっけ?という感じ。大騒ぎするほどのことはないような。天才的に歌が上手い男の子の役を、本当に歌が上手い男の子が演じているところがいいのか。 最後に男の子をバスに乗せて行…

『きみに読む物語』( 年、アメリカ)

恋愛ものなので、見るつもりはなかったのだが、いい時間に上映していたので。そして、結構はまって観てしまった。映画にしろ何にしろ、私の最大のツボは「お父さん」なのだけど、「貧乏人が情けない思いをする」話もツボなのだった…。若い人が経験不足で判断…

『スクール・オブ・ロック』(2004年、 )

スクール・オブ・ロック スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン発売日: 2004/09/17メディア: DVD購入: 1人 クリック: 31回この商品を含むブログ (382件) を見る 初「シネツイン…

『おろしや国酔夢譚』(1992年、日本)

おろしや国酔夢譚 特別版 [DVD]出版社/メーカー: 角川映画発売日: 2005/01/28メディア: DVD購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (15件) を見る みなもと太郎氏の『風雲児たち』で大黒屋光太夫に興味をもって以来、緒方拳が主演したこの映画を観てみ…

『舞台よりすてきな生活』(2000年、アメリカ)

主人公の劇作家が、庵野監督(クルマのCM限定)みたいで、マイタイプ(こればっかり…)だった。ケネス・ブラナーという俳優さんのようです。名前はきいたことある…。女の子もイヤミがない感じにかわいくて良かった。 ちょっといい作品、デートで男の人が選ん…

『理由』(2004年、日本)

はじまってすぐに「ああ、こういう映画なんだ」と自分を納得させ、そのまま受け入れて観続けた。こういうのもあってよいと思いますが、テレビドラマ向けかな。途中でやれやれと時計をみて、まだ半分過ぎてないと知ったときは、ショックでした…。中江有里が出…

『アビエイター』(2004年、アメリカ)

ディカプリオさんは、童顔の上に華奢なんですね…。あと何年かして、年齢を重ねて渋みが出ればいい味が出てくるからファンは心配すんな!、というような記事をたまに見かけるけど、ホントかな。女優さんもデカイ人が多いし、背が低いとそれだけ役が限定されて…

『アイズ ワイド シャット』(1999年、アメリカ)

アイズ ワイド シャット [DVD]出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ発売日: 2004/12/03メディア: DVD クリック: 31回この商品を含むブログ (6件) を見る トム・クルーズには申し訳ないけど、主人公のお医者さんが何でそんなに悩むのかよくわからなかっ…

『恋愛小説家』(1997年、アメリカ)

恋愛小説家 [DVD]出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント発売日: 2003/10/22メディア: DVD クリック: 4回この商品を含むブログ (11件) を見る アカデミー賞の主演男優・女優をダブル受賞作、公開時も好意的な記事をよく目にしたので、な…

『エターナル・サンシャイン』(2004年、アメリカ)

これは私的には、ものすごく当り。ジム・キャリーの役が、もうど真ん中に私のタイプです。日本人だったら、田中直樹がはまりそう。ジム・キャリーのファンになってしまうかも。マスク…。 スパイダーマンのMJが出てましたが、この人は、ちょっといけすかない…

『ローレライ』(2005年、日本)

あんまり観るつもりはなかった映画だけど、『エターナル・サンシャイン』の前に一本見とこうかな、あんまり影響ないやつ(←さして面白くなさそうなやつ、ということです…。前田有一さんのサイトで「今週のダメダメ」に選ばれてたし、予告観るからにつまらな…

『キッズ・リターン』(1996年、日本)

キッズ・リターン [DVD]出版社/メーカー: バンダイビジュアル発売日: 1999/06/25メディア: DVD クリック: 33回この商品を含むブログ (88件) を見るあまり予備知識なく観た。独特なこの感じは「北野映画」というヤツなのでしょうか。好きなテイストではないけ…

『アメリ』(2001年、フランス)

アメリ [DVD]出版社/メーカー: パンド発売日: 2002/08/02メディア: DVD購入: 7人 クリック: 203回この商品を含むブログ (512件) を見る公開時に若い女子たちの絶賛を浴びたそうで、エッセイやマンガなんかにもたまに引用される。トトゥさんの最近の映画が気…

『やかまし村の子どもたち』(1986年、スウェーデン)

やかまし村の子どもたち [DVD]出版社/メーカー: パイオニアLDC発売日: 2000/11/23メディア: DVD クリック: 11回この商品を含むブログ (32件) を見るリンドグレーンは、小学校高学年のころによく読んだ。『やかまし村』はあまり印象にないけど、何となくうら…

『お父さんのバックドロップ』(2004年、日本)

広島では上映期間が1週間、しかも夜1回のみなので、平日の夜にいそいそと市内の映画館へ出かけた。見終わった後の感想としては、この上映回数がもっともだということ。 いいと思うところがほとんどなかった。宇梶さんがかっこよすぎて、お父さんのだめっぷり…

『ロング・エンゲージメント』( 年、フランス)

『堕天使のパスポート』でお気に入りに加えられたオドレイ・トトゥが主演、という情報だけで鑑賞を決定。はじまって、戦争映画(?)だったことを知る。どういう方向に進んでいくのかよくわからず、近くに座ったお行儀の悪いカップルに気をとられながら(行…

『Ray』(2004年、アメリカ)

見よう見ようと思いつつ、仕事が忙しかったり、すぐ終わる単館系を優先させたりしていて、今になってしまった。アカデミー賞の有力候補だったし(実際、主演男優賞を受賞…)、まだまだやるでしょう、とのんきにしていたら、今週から朝いち1回だけに変更にな…

『ミスティック・リバー』(2003年、アメリカ)

すごく丁寧にちゃんと作られた映画だと感じた。さすがです。わざとらしい演出だな〜とか、あれっ、急に男らしくなった?とか、そういうひっかかる部分がちゃんと後で納得できるようになっている。犯人はわりとすぐわかるようにしてあって、それを踏まえるこ…