『お父さんのバックドロップ』(2004年、日本)

広島では上映期間が1週間、しかも夜1回のみなので、平日の夜にいそいそと市内の映画館へ出かけた。見終わった後の感想としては、この上映回数がもっともだということ。
いいと思うところがほとんどなかった。宇梶さんがかっこよすぎて、お父さんのだめっぷりが伝わってこない。奥さんの死に際に間に合わなかったほど忙しそうにも見えない。経営が苦しい、といっても、だらーっとしていて、苦しそうに見えない。南果歩もワキさらし損なんじゃ。
ところどころ面白いセリフがあって、中島らも原作であることを思い出させた。ラスト、男の子たちが楽しそうに笑い合うところはちょっと良かった。
 
追記:学生のころ、中島らもが好きだったので(今でも好きだけど、もう読まなくなった)、ちょっと点が辛くなったのかも。この原作は未読なので、読んでみようと思う。おそらく、淡々と進む小説なんじゃないかと思います。