映像文化ライブラリー

『魚影の群れ』(1983年、日本)

相米慎二監督作品。ずっと観たいと思っていた。にもかかわらず、予備知識がほとんどなく(というより、はるか以前に予備知識を仕入れたため完全に細部を忘れていた…)、俳優陣が豪華かつ好みの人々だったので、非常に得した気分になった。 夏目雅子は当然の…

『麻雀放浪記』(1984年、日本)

和田誠監督の第一作目。『快盗ルビイ』が好きなので、以前から気になっていた作品。ずーっと続くばくちのシーンに、疲れていた私は何度も落ちそうになったけど、何とか踏みとどまった。何となく思っていた通りの作品だったけど、ラストがかっこいい。今は亡…

『男はつらいよ 寅次郎相合い傘』(1975年、日本)

15作目。リリーがマドンナ2回目の作品(だと思う)。マドンナとしての登場回数が最も多いのが、リリーだったはず。 15作目にもなると、おいちゃんはおなじみのおいちゃんでした。私は初期のいいかげんそうなおいちゃんも好きです…。あと、本編前の無意味な劇…

『男はつらいよ』(1969年、日本)

副題なんだろう…、と検索してみたら、第一作だから『男はつらいよ』だけで正式タイトルらしい。私はそんなにたくさん「寅さんシリーズ」を観たことがあるわけじゃないけど、この一作ですっかり定型が出来上がっているように感じた。テレビドラマが先行してあ…

『生きものの記録』(1955年、日本)

三船敏郎の老けっぷりに、最初は彼だと気付かなかった。調べてみると、当時35歳。『静かなる決闘』で純潔がどうのこうの言ってた人と同一人物と思えない。素敵。『七人の侍』が楽しみ。『羅生門』ももう一度観たい。かっこいいよね〜。それにしても、この映…

『生きる』(1952年、日本)

喫茶店での「ハッピーバースデー」の合唱が印象的。渡辺課長は自分が生きた証を残したいと考えるが、何をしていいのかわからない、と元部下の女の子に訴えかける。えー、これって、どこやらの人の悩みと一緒じゃん! 階段がやたら出てきた気がするのだが、気…

『羅生門』(1950年、日本)

この映画は、公開当時は庶民(定義はあいまいですが)の支持は得にくかったのではないだろうか?とても高度な内容だと思う。役者さんの迫力ある演技をみるだけでも、満足、かもしれないけど、普通に娯楽作を観るつもりで臨んだらワケがわからないのでは。 人…

『野良犬』(1949年、日本)

うー、面白い。これ、他に刺激的な娯楽が少なかった当時、相当衝撃だったんじゃないかと思った。出だしがすごくかっこいい。三船敏郎もかっこいい。でも、あれですね、この映画も「俺、ミフネ」という感じです。いいんですけど。その一方で、志村喬は本当に…

『静かなる決闘』(1949年、日本)

三船敏郎はかっこいいね。職場の同じフロアに似た人がいるのです。その人は惜しいことに背が低いけど、でもかっこいい。心の中で「ミフネ」と呼んでいます。 映画の主役はもちろん三船敏郎なのですが、影(でもないか…)の主役は看護婦見習の人。千石則子と…

 『醜聞(スキャンダル)』(1950年、日本)

醜聞(スキャンダル) [DVD]出版社/メーカー: 松竹発売日: 2002/12/21メディア: DVD クリック: 10回この商品を含むブログ (17件) を見る 黒澤明監督作品。『羅生門』の一作前。三船敏郎がださかっこいい。民主党から衆院選に立候補しそうな二枚目。 三船敏郎が…