『奥さまは魔女』(2005年、アメリカ)

ニコマンがサマンサらしい…、という適当な予備知識のみで、臨んだ作品。久しぶりの映画に、なぜこの作品を選んだかというと、何となく、もうすぐ終わってしまいそうな気配がしたから。いや、もちろん、ニコマンが好きだから…、というのが一番なんですが。
内容は…、なかなか良かったです。ダーリン役の人のキモさ具合が絶妙。私が知らんだけで、きっとキャリアがある人なんだろうね〜。他の作品を見てみたい。
ちょっと、中途半端な扱いの人(ほったらかしにされている人)が何人かいますが、まさか、「2」を狙ってるとかじゃ…。テレビシリーズなら全然OKですけど。。
それにしても、観ながらずーっと気になっていたのが、イザベラの設定年齢。魔女なんで、一億38歳とかかもしれませんが、あれは、負け犬サマンサなのか。それとも、そんな深読みは無用なのか。
私は昔のテレビシリーズを全く観たことがないので、観たことある人の感想を聞いてみたいです。
 
追記:ニコマンは1967年生まれらしい。やっぱり一億38歳だ!

『ヒトラー最期の12日間』(2004年、ドイツ)

今日は広島初日。勝手な思い込みで、人は少ないだろうと踏んでいたが、なんと、補助席が出るほどの盛況だった。年配の人が多かった。サロンシネマ2だったのは、映画館も予測を誤ったんじゃないのかな。韓流もにぎわってたかもしれませんけど。
内容はタイトルどおり。若い秘書の女性の視点から描かれている。『ヒトラーはこんなに悪いやつ』的な演出はなく、淡々とむしろ普通の人っぽいところもきちんと描いてますが…、こいつやっぱりあかん!的なところがひしひしと伝わってきて、ある意味、声高な演出より効いたかもしれない。ナチスの人たちがほとんどわからなかったので、自分の勉強不足が残念。ゲッベルス家は逆トランプ一家みたいな?あんなのが流行りだったのでしょうか。
あんまり関係ないですが、『ロング・エンゲージメント』をもう一度観たくなりました。

『リチャード・ニクソン暗殺を企てた男』(2004年、アメリカ)

ショーン・ペン先生が気持ち悪いくらい熱演…。最初はシンパシーを感じるも、だんだんうっとうしくなり(私が妻なら、さっさと離婚して、音信を絶つ!)、やまいの人になってしまうと、誰か病院に連れて行ってあげればいいのに、と、いろんな意味で心をかき乱された作品。
レディースデイだったせいか、「昔見た、ひばりちゃんの狸御殿がどうのこうの」という話をしているおばさん2人組みが紛れ込んでいたのですが、終了後、「偏執狂の映画は好かん」みたいなことをおしゃっていました。。タイトルから、サスペンスものみたいなのを想像してたのでしょうか。たまにしか観ないなら、事前にある程度調べてから映画を選んだ方がよいのでは。適切な映画紹介がないのか。

『いつか読書する日』(2004年、日本)

特に期待せずに観たのだが、意外と当たりだった。主人公と自分に重なるところ多かったこともある。田中裕子のぶさいく加減が最高。長崎の町並み、主人公達が住む家(おそらく実際の住宅)を観ているだけで幸せな気分になれる。
香川照之はいつも通り素晴らしい…。彼に「バージンなの?」と聞かれたら、そんなつまらない言葉で彼と同列に引きずりおろされ、しかもとっさな反撃が難しい内容…、私だったら、もう布団の中で号泣ですよ!
相手役が岸部一徳というのもツボ。あのアブノーマルそうな感じがどきどきします。。ラストはうーん、、という感じですが…。雨の夜は良かった。
なぜか、杉本哲太と神津はづきが夫婦で出演、からみは全くなし。それにしても、全く雰囲気が違う夫婦。神津はづきはナチュラルすぎて、最後の田中裕子と1対1のシーンまで気付かなかった。絶叫する声がお母さんそっくりで、気付きました…。

『魚影の群れ』(1983年、日本)

相米慎二監督作品。ずっと観たいと思っていた。にもかかわらず、予備知識がほとんどなく(というより、はるか以前に予備知識を仕入れたため完全に細部を忘れていた…)、俳優陣が豪華かつ好みの人々だったので、非常に得した気分になった。
夏目雅子は当然のようにキレイだったけど、訛りのある芝居だったためか、演技力は微妙(…)な印象を受けた。他の作品をまともに観たことがないので、判断つきませんが、彼女の演技力というのはどういうもんだったんでしょうか。確かめてみたい気持ちもあるし、そっとしておきたい気持ちもある(何のことやら…)。
佐藤浩市は…、わ、わかい。顔がぱつんぱつんです!やらしいシーンがあんまりなくて残念…。かわりに、緒方拳と十朱幸代のシーンが素晴らしかった。十朱幸代のおっぱいは、適度な大きさを保ちつつ固そうな(褒めてます…)感じで、なかなかでした。
あとはやはり、漁のシーンなわけですが、ライフジャケットもつけず、緒方拳と佐藤浩市がまさに熱演してます。が、あのマグロの採り方は今でもやっているのか…。マグロの1本釣りというものを初めて知った。
それにしても、相米慎二なつかしくなった。未見のものを観ていきたいな(願望)。

『アイランド』(2005年、アメリカ)

事前情報から、面白くなさそうな空気が漂っていたが、こういう予感はたいてい当たる。せっかくユアン・マクレガーを使ってるのにね…。スカーレット・ヨハンソンはあんまし好きではない。彼女の出演作はこれを含めて2作しか観たことないけど、あのアンニュイそうな感じがどうも苦手。
そして、迫力のあるアクションシーンがだらだらと続く…。もうこういうのって、飽きられてるんじゃないのかな〜。もっと別のことにお金を使って欲しい。
唯一、2人ユアンが楽しめる点に、この映画の価値があるのでは! 本物は背が低い!