映画

『奥さまは魔女』(2005年、アメリカ)

ニコマンがサマンサらしい…、という適当な予備知識のみで、臨んだ作品。久しぶりの映画に、なぜこの作品を選んだかというと、何となく、もうすぐ終わってしまいそうな気配がしたから。いや、もちろん、ニコマンが好きだから…、というのが一番なんですが。 内…

『ヒトラー最期の12日間』(2004年、ドイツ)

今日は広島初日。勝手な思い込みで、人は少ないだろうと踏んでいたが、なんと、補助席が出るほどの盛況だった。年配の人が多かった。サロンシネマ2だったのは、映画館も予測を誤ったんじゃないのかな。韓流もにぎわってたかもしれませんけど。 内容はタイト…

『リチャード・ニクソン暗殺を企てた男』(2004年、アメリカ)

ショーン・ペン先生が気持ち悪いくらい熱演…。最初はシンパシーを感じるも、だんだんうっとうしくなり(私が妻なら、さっさと離婚して、音信を絶つ!)、やまいの人になってしまうと、誰か病院に連れて行ってあげればいいのに、と、いろんな意味で心をかき乱…

『いつか読書する日』(2004年、日本)

特に期待せずに観たのだが、意外と当たりだった。主人公と自分に重なるところ多かったこともある。田中裕子のぶさいく加減が最高。長崎の町並み、主人公達が住む家(おそらく実際の住宅)を観ているだけで幸せな気分になれる。 香川照之はいつも通り素晴らし…

『魚影の群れ』(1983年、日本)

相米慎二監督作品。ずっと観たいと思っていた。にもかかわらず、予備知識がほとんどなく(というより、はるか以前に予備知識を仕入れたため完全に細部を忘れていた…)、俳優陣が豪華かつ好みの人々だったので、非常に得した気分になった。 夏目雅子は当然の…

『アイランド』(2005年、アメリカ)

事前情報から、面白くなさそうな空気が漂っていたが、こういう予感はたいてい当たる。せっかくユアン・マクレガーを使ってるのにね…。スカーレット・ヨハンソンはあんまし好きではない。彼女の出演作はこれを含めて2作しか観たことないけど、あのアンニュイ…

『サマリア』(2004年、韓国)

ここ1年、実感しているのが「若い娘」がうざくなった…、ということ。キンキン声とか、なんか傲慢な感じが、憎々しいです。楚々としてお行儀のいい女の子は、うらやましいとは思えど、嫌悪感はないので、結構、まともな反応ではあると思うのですが…。おばさん…

『マゴニア』(2001年、オランダ)

雰囲気はなかなか良かった。『タッチ・オブ・スパイス』のときも思ったけど、素朴なファンタジーっぽい話に素朴な(といえば聞こえはいいけど…)CGがよくはまる。「おとぎ話」を想起してわくわくします。 父親が息子に語る3つの話…、という構成をとっていて…

『欲望の翼』(1990年、香港)

1日だけの上映。仕組みはよくわからないが、日本での上映権(?)が切れてしまうため、その前にもう一度上映しよう、という企画のようです。 王家衛の映画らしい、というぐらいの予備知識で鑑賞。主演の俳優をトニー・レオンだと勘違いしていて、こんな顔だ…

『ライフ・アクアティック』(2004年、アメリカ)

予告を見る限り、面白そうだけど微妙…という感じだったんだけど、ホントに微妙だった。よっぽど疲れてたのか、途中何度か寝てしまったし。基本的には父子ものなんだろうけど、息子がつまんないやつで、しかも父親を結構尊敬していて、そんなに反発もしない(…

『麻雀放浪記』(1984年、日本)

和田誠監督の第一作目。『快盗ルビイ』が好きなので、以前から気になっていた作品。ずーっと続くばくちのシーンに、疲れていた私は何度も落ちそうになったけど、何とか踏みとどまった。何となく思っていた通りの作品だったけど、ラストがかっこいい。今は亡…

『猟人日記』(2003年、イギリス)

ど、どんな国でも貧乏はイヤだ〜。という映画ではないけど、暗い! 登場人物たちが話している英語が非常に聞き取りにくかった。方言(?)なのか。それとも、あれですか、話している言葉で階級がわかるというやつですか。ユアン・マクレガーは肌の荒れ具合が…

『大統領の理髪師』(2004年、韓国)

私は基本的にこの国のことが好きじゃないのかもしれない。近親憎悪?? 目の付け所は面白かったと思う。

『キングダム・オブ・ヘブン』( 年、アメリカ)

うーん…。テーマが古いんじゃないか。まー、十字軍の話なんで古いのは当たり前なんですが、そういうことではなくて、いまどき、「血」がどうのこうの、というのはどうかと思います。「血」はもちろん、重要な要素ですが、それは、その人が生まれて育っていく…

『男はつらいよ 寅次郎相合い傘』(1975年、日本)

15作目。リリーがマドンナ2回目の作品(だと思う)。マドンナとしての登場回数が最も多いのが、リリーだったはず。 15作目にもなると、おいちゃんはおなじみのおいちゃんでした。私は初期のいいかげんそうなおいちゃんも好きです…。あと、本編前の無意味な劇…

『ザ・インタープリター』(2005年、アメリカ)

狸御殿の後に観たせいか、イマイチ物足りない感じ。ニコール・キッドマンはきれいだな〜。アフリカで育ち、アフリカを祖国と思っている、とか言われても、全くリアルに感じません。デモに参加している写真も反政府活動(?)している写真も、ニコールが映画…

『オペレッタ狸御殿』(2005年、日本)

シネコンで今日が最終日なので、いそいそと。観客は3人でした。 何となーく、普通とは違う感じ、一般受けしにくい映画なんだろうな、と推測してたんですが…、私的にはえらい面白かったです。大好きです! こういう映画ばかりでも困るけど、新作でこういうの…

『ミリオンダラー・ベイビー』(2004年、アメリカ)

私は映画を観る前は、事前情報をなるべく入れないようにしている。私自身が他人の意見に影響されやすいこともあるし、まったくの思い違いを書いている人も結構いて、そういういい加減な情報は鑑賞の妨げになる。最近はキーワードをたどることも少なくなった…

『アラキメンタリ』(2004年、?)

感動作らしいアカデミー受賞作品とかウィル・スミスとか自衛隊とか歴史ものとかショーン・ペンとニコール姐さんがタイマンはってるやつとか、見たいのがいっぱいあるのに、これを。だって、2週間で終わってしまうのです…。日曜日は上映しないのです…。しょう…

『スカーレットレター』(2004年、韓国)

ポスターなどを見ると面白そうなのに、ネット上ではなぜかあまり取り上げられていない。こういうのはくさいです。イヤな予感を抱きつつ、鑑賞。 …なんだこの映画。感想を書くのも面倒くさい。感情移入できる魅力的なキャラクターが1人も出てこないので、さっ…

『サイドウェイ』(2004年、アメリカ)

ずっと観たくて、やっと観た。「大人の恋愛もの」という予備知識があったので、おしゃれなのかと思ったら、そんなことはなく、ちょっと個性的(いい風に言えば…)なおじさんが世間からの疎外感に悩みつつ、最後は好きな人に受け入れられてハッピー…、という…

『エメラルド・カウボーイ』(2002年、コロンビア)

これも、濃い映画。今日は疲れたので、明日追記予定。 同じ劇場で『ガンダム』を交互に上映していて、ちょっと大きめの男の子たちでえらい盛況だった。子どものころ好きだったものが今でも人気あって、劇場映画まで作られるなんて、幸せなことでしょう…。仲…

『男はつらいよ』(1969年、日本)

副題なんだろう…、と検索してみたら、第一作だから『男はつらいよ』だけで正式タイトルらしい。私はそんなにたくさん「寅さんシリーズ」を観たことがあるわけじゃないけど、この一作ですっかり定型が出来上がっているように感じた。テレビドラマが先行してあ…

『髑髏城の七人 アオドクロ』( 年、日本)

昨年、『アカドクロ』を同じく「ゲキ×シネ」で鑑賞。私の趣味ではなかったけど、さすが、そこそこ面白かった。んでまー、単純に比べて見たかったのと、『阿修羅城の瞳』の染五郎をけなす人々が舞台の素晴らしさを強調していたので、じゃ、ということで鑑賞す…

『炎のメモリアル』(2004年、アメリカ)

ものすごい邦題。映画業界では普通なのか…。これぐらいじゃなきゃ目立たねーよ!みたいな。ともかく、ホアキン・フェニックス目当てで鑑賞。…何か太ってた。普通っぽさを出すための肉体改造?だとしたら、ものすごく成功してます。うーん、『ヴィレッジ』観…

『運命を分けたザイル』(2003年、イギリス)

『椿三十郎』と迷ったすえ、こちらに。うーん、ミフネにすれば良かったかな…。 ひたすら山を登り、滑り落ちたり、痛がったり、歩いたり、うめいたり。体調がイマイチなこともあり、少し眠くなってしまう瞬間もあった。本当はものすごい出来事だし、2人の体力…

『生きものの記録』(1955年、日本)

三船敏郎の老けっぷりに、最初は彼だと気付かなかった。調べてみると、当時35歳。『静かなる決闘』で純潔がどうのこうの言ってた人と同一人物と思えない。素敵。『七人の侍』が楽しみ。『羅生門』ももう一度観たい。かっこいいよね〜。それにしても、この映…

『タッチ・オブ・スパイス』(2003年、ギリシア)

ギリシアの人がこの映画を観たら、どう感じるのだろう、と思ったら、ギリシア制作でした!そりゃそうだ。トルコ人があんな映画つくれないよね。ギリシア人怒るよ。自国人が作成したからこそ、あの内容だったのだろう。そして、やはり、この映画の主人公に起…

『生きる』(1952年、日本)

喫茶店での「ハッピーバースデー」の合唱が印象的。渡辺課長は自分が生きた証を残したいと考えるが、何をしていいのかわからない、と元部下の女の子に訴えかける。えー、これって、どこやらの人の悩みと一緒じゃん! 階段がやたら出てきた気がするのだが、気…

『バッド・エデュケーション』(2004年、スペイン)

黒澤映画とかハリウッド大作系の次に観ると、こういう映画が好き…、と心に染み入ります。黒澤映画や大作系も好きなんだけど、ほっとするのです…。 ガエル・ガルシア・ベルナル出演、ということで期待していた映画。残念ながらこの映画では『モーターサイクル…