『サイドウェイ』(2004年、アメリカ)

ずっと観たくて、やっと観た。「大人の恋愛もの」という予備知識があったので、おしゃれなのかと思ったら、そんなことはなく、ちょっと個性的(いい風に言えば…)なおじさんが世間からの疎外感に悩みつつ、最後は好きな人に受け入れられてハッピー…、というなかなかよくできたお話。よくあるパターンなのだけど、自分でも思いもよらず、ラストはジーンときてしまった。ある種の人たちの胸にせまるのか…。
主人公のおじさんは、目つき(…)がとっても素敵なのですが、映画がはじまってすぐ、どっかで観たことあるよな、知ってる人に似てるんかな、と思っていたら、『アメリカン・スプレンダー』でした!! あの頬っぺた、頭のかたち、毛の生え方(はげ方?)まさに…。目つきは『アメリカン…』の方がさらに魅惑的でしたが。あの不思議な頬の形は癖になります。さわりたい。
相手役の女性は好感がもてる程度の知的な美人、といった風で、とても良かった。親友役も、昔ちょっと売れた元テレビスター風の顔で非常に良かった。
あと、劇場の後ろの方で、大して面白くもないアメリカンジョークでクスクス笑い、ホントに面白いところはなぜかスルーする変な客がいたのだが、終了後確認すると、案の定、アメリカ人でした(←決め付け)。