『バッド・エデュケーション』(2004年、スペイン)

黒澤映画とかハリウッド大作系の次に観ると、こういう映画が好き…、と心に染み入ります。黒澤映画や大作系も好きなんだけど、ほっとするのです…。
ガエル・ガルシア・ベルナル出演、ということで期待していた映画。残念ながらこの映画では『モーターサイクル・ダイアリーズ』のようなさわやか好青年ではなく、自分のことばかり考えている上昇志向の強い小ズルイ青年役。ホントに憎々しく思えてくる。芝居がうまいんだろうねー。でも、ファンはこんな彼を求めていないぞ!首短いなー、とか、やっぱ背が低いよな、とか、あら探しばっかりしてしまいました。でも、瞬間瞬間の表情はやはり素敵です…。
対して、映画監督役のフェレ・マルチネスはかっこいい。アゴが割れてるのもいいですね〜。ポルノグラフィティのボーカルの人に似てるなー、と思いながらずっと見ていた。
子ども時代がイマイチ。子役がかわいくない。2人のつながりをもっとかわいらしいエピソードも含めて見せて欲しかった…。映画館でごそごそするのはかわいくないです。
出てくる主要人物は当たり前のようにホモ(または、お金や名声のためにホモと寝る男(ガエルの役ですが…))ばかりです。監督がそういう人なのか。