『ザ・インタープリター』(2005年、アメリカ)

狸御殿の後に観たせいか、イマイチ物足りない感じ。ニコール・キッドマンはきれいだな〜。アフリカで育ち、アフリカを祖国と思っている、とか言われても、全くリアルに感じません。デモに参加している写真も反政府活動(?)している写真も、ニコールが映画用に撮影した感しかない、というか…。きれいすぎるのも困りもんです。ショーン・ペンが捜査する側というのも、これまた…。出勤したときに周囲が彼に注目するのも、きっと荒くれ捜査をしたのだわ…、と思うも、奥さんを亡くしたばかりだから…、と。
現在の世界状況で、架空の国を持ち出してきても、現実の凄さの前では白々しく感じてしまう。死者のリストも胸に迫ってこない。イヤな時代です。