読書

 『アフターダーク』(村上春樹 著、講談社、2004.9.7)

アフターダーク作者: 村上春樹出版社/メーカー: 12345発売日: 2004/09/07メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 54回この商品を含むブログ (534件) を見る 思ったより早く順番が回ってきた。発売前から予約しておいたのが良かったのか。村上春樹はエッセイは…

 『中途採用捜査官@ネット上の密室』(佐々木敏 著、徳間書店、2004.4.30)

中途採用捜査官 @ネット上の密室作者: 佐々木敏出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2004/04/21メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (10件) を見る 友達のススメもあり、面白そうだったので、年末年始の一冊に選んだ本。確かに読みやすくて面…

 『建築家と建てる理想の家』(竹島清+笹敦 著、筑摩書房、2000.10.20)

建築家と建てる理想の家作者: 竹島清,笹敦出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2000/10メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見る 伊藤理佐の『やっちまったよ一戸建て!! (1) (Action comics)』を読んだ後に、本書を読むと、よりイメー…

 『沢田マンション物語』(古庄弘枝 著、情報センター出版局、2002.9.10)

沢田マンション物語作者: 古庄弘枝出版社/メーカー: 情報センター出版局発売日: 2002/08/01メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 85回この商品を含むブログ (32件) を見る 沢田マンションのことはよくわかったのだが、何だか読みにくい文章・構成の本だった。…

 『物は言いよう』(斎藤美奈子 著、平凡社、2004.11.9)

物は言いよう作者: 斎藤美奈子出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2004/11/10メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 37回この商品を含むブログ (99件) を見る FC(フェミコード)に関する実用書、の体裁をとっている。池澤夏樹が俎上に載っていてびっくりするが…

 『博士の愛した数式』(小川洋子 著、新潮社、2003.8.30)

博士の愛した数式作者: 小川洋子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/08/28メディア: 単行本購入: 20人 クリック: 1,593回この商品を含むブログ (723件) を見る いつもの小川洋子の世界。だけど、幻想的なところと官能的なところがちょっと抑え目なので、万…

 『底抜け合衆国』(町山智浩 著、洋泉社、2004.9.6)

底抜け合衆国―アメリカが最もバカだった4年間作者: 町山智浩出版社/メーカー: 洋泉社発売日: 2004/08メディア: 単行本購入: 20人 クリック: 263回この商品を含むブログ (50件) を見る 『地獄の黙示録』についての文章が読みたかったので、市の図書館にリクエ…

 『地下室だい好き』(東方洋雄 著、創拓社出版、2004.9.13)

地下室だい好き作者: 東方洋雄出版社/メーカー: 創拓社出版発売日: 2004/09/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見る とても興味深かったのだが、ほんのちょっぴり自費出版の香りがする。ワープロ変換ミスがそのままになっていたり、文章の主語…

 『やっちまったよ一戸建て!!』①・②(伊藤理佐 著、双葉社、2001.4.12)

やっちまったよ一戸建て!! (1) (Action comics)作者: 伊藤理佐出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2001/03メディア: コミック クリック: 2回この商品を含むブログ (20件) を見る ご三方の実物を見てみたい! あとがきはちょっとジーンときた。 家は一度建ててし…

 『女はすべからく結婚すべし』(島田裕巳 著、中公新書ラクレ、2004.9.10)

女はすべからく結婚すべし (中公新書ラクレ)作者: 島田裕巳出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2004/09メディア: 新書 クリック: 31回この商品を含むブログ (13件) を見る 市の図書館が購入してくれた。 特に目新しいことは書かれていない。 「確実に、今…

 『これ、誰がデザインしたの?』(渡部千春 著、美術出版社、2004.9.25)

これ、誰がデザインしたの?作者: 渡部千春,『デザインの現場』編集部出版社/メーカー: 美術出版社発売日: 2004/09/16メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 16回この商品を含むブログ (37件) を見る こういう、カラーの図版が多くて、ウンチクが細かい字でび…

 『あしたはワタシのお葬式』(まついなつき 著、NHK出版、2002.4.20)

あしたはワタシのお葬式作者: まついなつき出版社/メーカー: 日本放送出版協会発売日: 2002/04メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る やっぱり、死について考えると生に考えが及ぶ。当たり前か。私もとりあえず、葬式の仕方を決めておきたいと…

 『アメリカ・アーミッシュの人びと』(池田智 著、明石書店、1999.12.10)

アメリカ・アーミッシュの人びと作者: 池田智出版社/メーカー: 明石書店発売日: 1999/12/13メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見る 表紙に使われている写真が隠し撮り風(風、というかおそらく勝手に撮ったのでしょうが)で、アーミッシュの人び…

 『山代巴 −中国山地に女の沈黙を破って−』(小坂裕子 著、家族社、2004.7.20)

山代巴―中国山地に女の沈黙を破って (kazoku‐sya・1000シリーズ)作者: 小坂裕子出版社/メーカー: 家族社発売日: 2004/08メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る 市の図書館の新着コーナーで発見。ご存命であることにびっくりする。私が中学生の…

 『犬は本よりも電信柱が好き』(吉野朔実 著、本の雑誌社、2004.9.25)

犬は本よりも電信柱が好き (吉野朔実劇場)作者: 吉野朔実出版社/メーカー: 本の雑誌社発売日: 2004/09メディア: 単行本 クリック: 9回この商品を含むブログ (52件) を見る あいかわらず浮世離れしている。著者のキャラクターがかわいすぎるのではないか、と…

 『女のシゴト道』(大田垣晴子 著、文藝春秋、2004.9.30)

女のシゴト道作者: 大田垣晴子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2004/09/29メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (20件) を見る 新刊コーナーで見つけて、ついつい購入。無難におもしろい。ハリウッド女優の似顔絵と一条ゆかりの絵…

 『ベトナムよちよち歩き』(菅野彰&月夜野亮&雁須磨子 著、イースト・プレス、2003.3.31)

ベトナムよちよち歩き作者: 菅野彰,雁須磨子,月夜野亮出版社/メーカー: イーストプレス発売日: 2003/03メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 17回この商品を含むブログ (14件) を見る 楽しい、リラックスした雰囲気が伝わってきて、ベトナムに、旅行に、行き…

 『パラレル』

パラレル作者: 長嶋有出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2004/06/26メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (84件) を見る 女房も主人公も『ジャージの二人』と同じキャラクター。ちょっと話が進んで、この度はきちんと離婚、主人公も勝手な女…

 『日本人の神はどこにいるか』(島田裕巳 著、ちくま新書、2002.6.20、ISBN:4480059512)

著者が提示している「一神教=多神教モデル」というのが目新しいものなのか、よくわからないが、なるほど腑に落ちる感じ。これって当たり前なんでは?と思われるようなことを、大発見のことのように書いてあったりもするけど、私自身の「神」に対する考え方…

 『父と暮らせば』(井上ひさし 著、新潮文庫、H13.2.1、ISBN:4101168288)

同タイトル映画の原作。というか、ほとんど忠実に映画化されている。映画のシーンが頭によみがえってきて、走り読みだったのに、じゃんけんの場面で再び泣いてしまう。 お父さんは、「幸せになりたい」という娘の気持ちの現れなのかな、と映画を見ているとき…

 『わが家の新築奮闘記』(池内了 著、晶文社、1999.2.25、ISBN:4794963866)

著作に啓蒙書が多い科学者が、自宅を建て替えた経緯を記録したエッセイ。確かに科学者っぽい記述もあるが、難しいわけではない。わかりやすく書くことを心がけておられるからだと思う。箇条書きの部分がほほえましい。 やはり家族に関する記述が多いのだが、…

 『天使と悪魔』(ダン・ブラウン 著、角川書店、2003.10.30、ISBN:4047914568)

面白かったんだけど、『ダ・ヴィンチ・コード』と似すぎてないかな…。ヴィットリアは、『ダ・ヴィンチ〜』には出てこなかったと思うんだけど、1年のうちに別れちゃったのでしょうか。いろんな意味で、「執筆中」という3作目が楽しみ。

 『象を飼う 中古住宅で暮らす法』(村松伸 著、晶文社、2004.4.30、ISBN:4794966164)

『ビフォー・アフター』インテリ版。やっぱり、家の話はどうしても家族の話になってしまう。別の著作も読みたい。難しそうだけど。

 『欠陥住宅物語』(斎藤綾子 著、幻冬舎、2003.3.30、ISBN:4344003152)

10年ぐらい前、小林信彦が褒めてたので、うっかり『ルビーフルーツ』を読み、こ、こんな小説あるんだ、と衝撃を受け、それ以来、彼女の小説はちゃんと読んだことがない。筒井康隆をはじめて読んだ(『家族八景』だった)ときの衝撃に近かったかも。幸い、筒…

 『創価学会』(島田裕巳 著、新潮新書、2004.6.20、ISBN:410610072X)

読みやすい。学会員の方は身近にちらほらいらっしゃるのだが、「日蓮宗から派生したらしい」とか「仏壇が豪華らしい」とか「あっと驚く著名人とのツーショット写真」ぐらいの知識しかなかった。本書で概要がわかってすっきり。ほーっと思ったのは「創価学会…

 『共生虫』(村上龍 著、講談社、2000.3.20、ISBN:4062100274)

村上龍と村上春樹、二人とも好きだけど案外読んでないなと思い、まず龍先生から。当たり前のように面白いんだけど、疲れる…。同時代に読んだら、もっとワクワク度アップなのかなと思った。

 『椅子と日本人のからだ』(矢田部英正 著、晶文社、2004.1.10、ISBN:4794965966)

県立図書館のピックアップ棚で発見。タイトルから読みにくそうな印象を受けるが、非常に読みやすかった。著者がテーマに関して、生半可でなく、自分自身のものにしているからだろう。ちょっと興味を持ったので資料をざーっと調べて、感ずるところを書きまし…

 『硫黄谷心中』(村田喜代子 著、講談社、1996.11.8、ISBN:4062084104)

最初の一行にやられそうになり、読み進めるうち、「それほどでもないかも…」と思い始めたところ、語り手が変わり、「あれれ」と言う間に村田喜代子の手の内に…。篤子のキャラクターが良いです。ラストは「おおっ」と思うんだけど、ちょっと消化不良か。 読ん…

 『どうにかこうにかワシントン』(阿川佐和子 著、文藝春秋、1994.4.1、ISBN:4163490205)

著者がワシントン滞在中に週刊誌に連載していたエッセイをまとめたもの。そこそこ面白いのだが、ちょっと飽きてきた。エッセイのまとめ方も寸足らずな感じ。並行して読んでいた穂村弘がうまかったので、余計に素人っぽい感じがした。次は小説を読んでみよう…

 『もうおうちへかえりましょう』(穂村弘 著、小学館、2004.6.20、ISBN:4093875081)

市立図書館になく、リクエストしたところ、県立図書館からやってきた。購入すればいいのに。『世界音痴』はあるのに、変なの。 タイトルについての文章がありますが、『世界音痴』は、広島の紀伊国屋書店では「音楽」に分類されていた。件の市立図書館では「…