『日本人の神はどこにいるか』(島田裕巳 著、ちくま新書、2002.6.20、ISBN:4480059512)

著者が提示している「一神教多神教モデル」というのが目新しいものなのか、よくわからないが、なるほど腑に落ちる感じ。これって当たり前なんでは?と思われるようなことを、大発見のことのように書いてあったりもするけど、私自身の「神」に対する考え方を再認識する、よい機会になったと思う。
この本を読んで感じたのが、私はホントに信仰心がない、ということ。死者を祀るのは生きている人のためにすることだし、「神」は人間が作り出したものに決まってんじゃん、というのが私の大前提なのだが、この考え方は世界では少数派らしい。