『レイクサイド マーダーケース』(2005年、日本)

そもそもサスペンスとかミステリとかはあんまり好きでない。いろいろ理由はあるけど、一番引っかかるのが、人が簡単に殺されること、人を簡単に殺すこと。殺された人がわりと軽く扱われること。もちろん、他のジャンルだってじゃんじゃん人が死んでますが、ミステリは、そのことをネタに話を引っ張っていくので、それがイヤなのかも。簡単に殺すくせに、何かと理由をつけたがる。
この映画は、人殺しではなく、人殺しを隠蔽することがメインで、なぜ、自分が犯人ではないのに、こどもの受験に影響するからというだけで、そんなことまでしてしまうのか…、という話。何ですかね、こどもって言うのはやっぱりかわいいんですかね。血がつながっているのといないのとではそんなに違うんでしょうか。血とかいうより、小さいころから知っているかどうか、自分がどれだけ手をかけたか、その子のことをどれだけ考えたか、によるような気がします。一般的には、そこまでやるのは血がつながっていることが多いから、なのではないか。子供を産んで育てたりなんかしたら、また考えが違ってくるのでしょうか。

おっぱいぽろりも辞さず、愛人役→死体役をこなした女優さんにはちょっと感心。意外とおいしい役だった。
豊川悦司がカツゼツ悪いのは、もう仕方ないのか…。
薬師丸ひろ子アゴまわりは役作りなのか…。
 
ちょっと思い出したのだが、鶴見真吾が捨てたタバコの吸殻がなくなっていたのは何でだったんだろう。見逃しちゃったのかな。薬師丸ひろ子に何か能力がある、というのも聞き漏らしていた。それっぽいことを言っていた場面は何となく覚えがあるけど、よく聞き取れんかったのです。