『隠し剣 鬼の爪』(2004年、日本)

私以外の観客はどう見てもみんな50代以上。永瀬正敏松たか子で、『たそがれ清兵衛』が話題になったので、そこそこ若い人もいると思ったのだが、こんなもんなのか。
内容は…、映画としてちゃんとしてると言うか、何と言うか、そこそこ面白かった。結構、泣かされてしまったし。でも何か、心から感動できない、釈然としない感じ。結局は、キエが男ドリームのキャラクターだからか。悪役は、ホントにただの単純な(←しつこい)悪役だし。最後、キエが永瀬を振ってくれたら面白いのにな〜(そんな苦労はしたくねえっす、とか)、とドキドキしていたのだが、そんなはずはなかった…。
小澤征悦が役にはまっていた。高島礼子は迫力がありすぎ、奥さんというよりお母さんのようだった。