『草の乱』(2004年、日本)

想像通りの映画。でも、思いのほか引きこまれてしまったのは、役者さんの熱意のせいか。林隆三杉本哲太が良かった。
自分達の生活を改善するためには、ああいった手段しかなかった(選べなかった)、ということが悲しかった。林隆三が総裁を引き受けるシーンは、ベタなんだけど、感動してしまった。あんな風に頼まれたら後には引けないよ…。
主役が死ぬ間際は、緒方直人が無理から演じなくても良かったんじゃないかなー。30年も後のことなんだし、別の役者さんでも違和感なかったと思う。特殊メークの方がよっぽど違和感があったというか…。