『旅の素 さわこのこわさ』(阿川佐和子 著、旅行読売出版社、1999.6.20)
旅に関するエッセイ。旅情をかきたてられることはないが、私もこんなことあるな、と感じるところが多かった。家族についてのまとまった作品があれば読んでみたい。
センセイの鞄』(川上弘美 著、平凡社、2001.6.25)
確かにおもしろい。けど、「私の!」という感じはなし。ただ、「時間と仲よくできない質なのかもしれない。」のあたりは、私がうっすら思っていたことを文章にしてくれた、という感じだった。センセイとツキコさんが「正式なおつきあい」にいたるのは私好みです。ただのほのぼので終わらないのが良かった。